2023.09.29授業レポート

「舞台監督演習」
舞台構想コース舞台監督専攻3年 
時田有彩

  1年生で履修する「舞台監督演習」では、劇場に関する法律や公演に関わる様々なセクションについて勉強し、舞台監督という役職が担っている安全管理の重要さについて学びます。そして、一つの戯曲を読み解いてどんな舞台空間を作り上げるかを考え、実際に舞台上の図面を作成します。資料作りを通して“集まった情報の整理と正しい情報の共有”、舞台監督としての情報の取り扱い方を学ぶことができます。
  2、3年生で履修する「舞台監督実習」では、公演を行うために必要とされる消防署とのやり取りについてや、高所作業の際の注意点など「舞台監督演習」で学んだ”安全管理”をより細分化して専門的に学びます。また、安全管理を踏まえた上で、実際にどうしたら美術やパネルを綺麗に吊り込むことができるか、素材や重さ、状況などから適した道具をチームで考えて、話し合いながら実践する機会もあります。
 「舞台監督演習・実習」は、決して舞台監督を目指している人だけが対象ではなく、演劇を公演として観客に届けるために必要なことを幅広くいろんな視点から学ぶ機会が用意されている授業です。