2024.11.20お知らせ
ダムタイプ『S/N』上映会を実施します!
ダムタイプ『S/N』上映会を実施します!
3・4年生向け授業 企画制作実習Ⅱ(担当:中村茜師)を受講する学生が
パフォーマンス集団Dumb Type(ダムタイプ)によるメディアミックス作品『S/N』の舞台映像上映会とゲストをお招きした関連企画を行います!※学部内限定
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Dumb Type(ダムタイプ)『S/N』上映会
〜レッテルを越え、届けたかった声を聞こう〜 ※学部内限定
【日時】
2024年12月17日(火)〜12月19日(木)
※開場・受付開始は各上映の15分前です。
【会場】
日本大学芸術学部 江古田キャンパス
【スケジュール】
◯12/17(火)(会場:北棟 第5実習室)
18:00~19:30:『S/N』上映
19:40~20:30:感想シェア(ファシリテーター:田村かのこ)
◯12/18(水)(会場:北棟 第5実習室)
18:00~19:30:『S/N』上映
19:40~20:30:トーク(ゲスト:砂山典子)
◯12/19(木)(会場:東棟地下1階 EB-2)
13:30~15:00:『S/N』上映
18:00~19:30:『S/N』上映
※鑑賞後、来場者の感想アーカイブを見ながらフリートークの時間を設ける予定です。
『S/N』は、自らがHIV感染者でありゲイであると公表した故・古橋悌二を中心に、Dumb Type(ダムタイプ)が発表したメディアミックス作品です。1994年に初演され、世界17ヶ国で上演されました。30年前に創作された作品でありながら、現在に至るまで強いメッセージを放ち続けています。
私たち企画制作実習Ⅱの受講者はこの作品に衝撃を受け、日芸生のみなさんとこの作品について共有する機会を持ちたいとこの上映会を企画しました。
本企画ではこの作品を「さまざまな声の交差に気づく場所」と位置づけます。
人種、民族、ジェンダー、セクシュアリティ、経済状況や障害特性。複数のアイデンティティを抱えながら生きるわたしたちは「ノイズ」とみなされる側にも、誰かを「ノイズ」とみなす側にもなりえます。偏見や差別に阻まれて誰にも届けられなかった、わたしと誰かの声。作品が伝える過去の声と、わたしたちがもつ未来の声。時に「ノイズ」とみなされるそれらを受け止めたとき、 みえてきた交差点は何を示すのでしょうか。
鑑賞、そして第一線で活躍するゲストを交えた各関連企画を通して、様々な角度から「声」について考えていきます。
【関連企画】
①感想シェア / ファシリテーター:田村かのこ(アートトランスレーター)
アートトランスレーターとしてさまざまなバックグラウンドを持つ人々とともにアートの現場に関わってきた田村さんにファシリテーターをつとめていただき、鑑賞後の思考を整理していきます。
<田村かのこ>
Art Translators Collective代表。アートトランスレーターとして、日英の通訳・翻訳、コミュニケーションデザインなど幅広く活動。人と文化と言葉の間に立つ媒介者の視点で翻訳の可能性を探りながら、それぞれの場と内容に応じたクリエイティブな対話のあり方を提案している。
②トーク / ゲスト:砂山典子(ダンサー、パフォーマンスアーティスト)
『S/N』出演のダンサーから、当時のことや現在取り組まれていることについてお話を聞き、過去と未来の「声」について考えていきます。
<砂山典子>
ダンサー、パフォーマンスアーティスト。
アーティストコレクティブ dumb type のメンバーとして、1990年〜2020年の全てのパフォーマンス作品を共同製作し出演。ソロ活動のライブインスタレーション作品「むせかえる世界」を国内外で開催。ジャンル横断的にコラボレーション多数。
ご不明点などがある場合は、上映会運営窓口(engekijoueikai2024@gmail.com)までご連絡ください。