2021.11.29授業レポート

「舞台美術実習」 演劇学科舞台美術コース美術専攻2年 
伊東あおい

「舞台美術実習」にはⅠ~Ⅲがあり、基本的にⅠを1年生、ⅡとⅢを2年生で履修します。「舞台美術実習I」は、簡単なスケッチやイメージを人に伝えるところから始まります。そこから、もののデザインや素材を活かしたデザインに挑戦し、空間をデザインするための感覚や考え方を身につけていきます。最終的には、戯曲から上演空間をデザインし、エレベーション(舞台を正面から見た絵)や図面、模型などで表現します。「舞台美術実習Ⅱ」では、主に表現の幅を広げたり、より上手く人に伝えたりするための方法や手段を学びます。図面を書くのに使うCADソフトや、エレベーションで用いる水彩画などを勉強します。また、実際の大道具の作り方も実践的に学んでいきます。一方、「舞台美術実習Ⅲ」では戯曲から自分のデザインを立ち上げることがメインです。戯曲をどう読むのかといった基本からはじめ、他の学生と意見を交わしつつ、それぞれプランを考えます。自分のデザインをエレベーション、図面、模型を通じて人に伝えることも重要です。